かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

無能の人

自分のように、限りなく無職に近いブルーワーカーを半年近くやってきて
自分よりも無能な人に出会うコトはないであろうという、根拠のない確信があった

桜井君の引退がほぼ内定し(手術、入院・・・7月頃まで歩くことすらままならないらしい)
ワカゾー君がその後継に収まると、彼もまた根拠のない自信に満ち溢れ
ボクはボクで、今週でこの職場を去りゆく身、淡々と大団円への仕事をこなし
(2日で木箱8個製作、とか)
懸案だったボクの後継者が派遣会社より投入された、今日。

「彼が新人の、○君」
外見だけで、(コイツ、使えねーな)と一瞥できてしまう
あの「ニート君」のような緩んだ表情は、実年齢よりも10歳以上老けて見え
・小声でぼそぼそと、返事も途切れがち
・何をしていいのか分からず、ずっと立ったまま
・目を合わせない
・何をどうしたいのか、主張できない

おおよそ賃金労働の世界と乖離したようなキャラクターは、引きこもりのベテランか、と思いきや
「今まで、食品工場のラインで働いてました」
返す言葉も、ございません。前の職場での仕事振りを、全く想起できない・・・というのが。

「あいつ、ハルイチ(過去日記参照)より使えねーよ」
とは、ワカゾー君の弁。
「おい、頼むから明日も出勤してくれ・・・今日の明日でアイツだぞ、終わんねぇだろ」
とは、カリスマの弱音。
「明日は出てくるつもりなかったのに・・・まぁ、みんなで仲良く頑張って」
と、ボクのテキトーなその言葉に、矢の様な非難が飛んできたのは、云うまでもありません

「明日出てこなかったら、給料払わないからな」

(と)