かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

それが真実

ヒトは失敗からしか学ぶことが出来ないし、見て覚える過程の次は、やって覚えるのであれば
失敗を恐れず、まずやってみる・・・しか、方法はないよなぁ

とはいえ、時間との戦いの中で、繰り返し呼び出されるボクの名前
何となく記憶していることを、手順として呼び出す
予期せぬ結果、あるいは手順抜けを、上から容赦なく追求され
それを、新卒ルーキーに理解可能な言語で伝承しなければならない・・・

「で、もしフラッパーが利いたらどう対処すればいいんですか」
「俺も課長から聞いただけだからなぁ、実際できるかどうか」
その30分後
「何かありましたか」
「フラッパーが利いて、コンベア止まったんだよね。復旧の仕方、分かる?」
「何となく・・・」

「どこまで行った?」
「ええと、フラッパーのスイッチを切って、品物を可能な限り掻き出して、
それから現場でコンベアの起動をしようと思っていたんですが」
「うん、それでいいから。やってみて。でさ、ウェイトの乗せ替えなんだけど・・・分かる?」
「えー・・・と、よく分かんないです」
「課長呼び出すから、しばらく待ってて」

立ち尽くすのが、新人の出来る、唯一の立ち振る舞い。

(と)