かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

瓢箪から

何気に、就職活動をしておりまして
某職業紹介所から、再三にわたって「ユー、受けてみなよ」といわれていた会社。
求人票には、「大型機械の運転と雑作業」としか書かれてなく、何をするのかよく分からないし。
放置してたら、また電話。
あと一人、あと一人だから。今日受けたコが不採用になったから、キミの略歴を先方に送ったら
「是非とも面接に来て欲しい」だってさ。受けてみてよ、ていうか、受けろ。

…はぁ、ソコまで云うのなら。
僕が受けたところで、採用になるとは全く思えないんですけども
取り急ぎ書いた履歴書を携えて、草臥れたスーツを着て、髪は伸びかけのだらしない感じのまま、
全く期待せずに面接。

「へぇ、電気科出てるの」
「…一応」
「最初の会社、何で4ヶ月で辞めたの」
「(うつ病で)まぁ、色々」
「何で、大学辞めたの」
「(「あの時代」の水増しですし)まぁ、卒業できそうもないんで」
「で・・・建築屋も辞めたんだ」
「はぁ」
「随分資格が沢山あるんだね」
「(大半が実用にならないですが)まぁ、それなりですが」

…と、おおよそやる気のなさそな受け答え。が。
「実はさ。電気科新卒で求人してたんだけど、思うように集まんなくてさ
おたくの紹介所にも求人票出したけど、いないしさ。この際、専門外でも
いいかなって思ってたところなんだよね。そこにアンタの経歴が送られてきて・・・」

自分ではつい昨日のように思っていても、電気科を出たのはもう10年近く前。
特に電気の経験を積んできたワケでもなく、褒められた経歴じゃないんですが
現場の見学に連れて行かれました。大規模な貯蔵施設の、司令室でのオペレーション業務。
LEDがチカチカしてて、メーターとスイッチがずらっと並んでいるような操作パネル。
目が輝きました。いいね、こういう仕事。

「今までやって辞めての繰り返しみたいだったけど・・・仕事、長く続けたいだろ? やる気ある?」
「(精一杯の笑顔を作り)はいっ」
「よし、内定」

え・・・マジですか。ボクなんかで、ホントにいいんですかい。
嬉しい反面、複雑な心境。とはいえ、今のクソ職場に居続けてもどうなるってモンでもないし
内定から10分、派遣会社の事務所へその足で出向き、辞意を伝え。
アッサリしたものです。来週末で退社、ということで。
沈みゆく船から、ようやく逃げ出せました・・・ある意味、あの職場の未来が楽しみw

(と)