かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

今時の、

そして桜井君は、予後不良のまま引退の可能性が濃厚となりました

が。
「そんな状態で仕事に来てさ、治るものも治らないって」
「分かってる・・・でもさ、  独身だったら簡単に休もうと思うけどね。
結婚してると、こうもしんどいものかな・・・有給は(まだ)ないしさ」
「でもさ、来たり来なかったりだと、業務に支障も出てくるし、会社だって
看過できないだろうし」
「そうなんだよね・・・はぁ、俺、なんで結婚しちゃったんだろう
嫁さんが最近就職したからさ、なおさら、ね」
「んー、まぁ、大変なのはわかるけどさ。その若さで再起不能になったら
仕事そのものがままならないよ。新婚だしw」
「はぁ(深いため息)メシも喉が通らん。嘔吐のし過ぎで痩せてきた」

翻し、
「アイツは、会社に休むって連絡することすら出来ないのか。
今時の若い者は、常識だと思っていることが常識じゃないからな・・・」

彼は、俯いたまま、煙草を燻らすのでした

(と)