かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

いや

先週、病院に向かっている夫と私に電話がきた。
義母が亡くなったという知らせだ。
私たちはもちろん、義父も義妹、医者も予想していなかったことだ。こんなに早いとは。
ちょうど、今年初めての暑さがはじまっていた。

そんなわけで、嫁である私は悲しむ暇もなく葬儀の準備へと突入した。
頭はふらふら、気付けにリタリンのみこみ固まったままの笑顔。
田舎から両親も来て、頭の中は高速回転。
薬飲んだって眠れやしない熱帯夜。おまけにクーラーなし。
私の誕生日は悲しみのあいさつで終わった。

今日、私の母を駅に送り、やっと一区切りと思ったら涙がでる。
つかれてつかれてぼろぼろのぼろぞうきんの私。
惣菜やのショーケースのうえの春巻きに手を伸ばしそうになる。
自分の立ち位置が急に不安になる。
ここで倒れるわけには行かない。
金曜にお墓を決めるので、木曜にはまた行かなければ。

穏やかな日々が年単位でもらえることはつくづくないなと実感する。

          ちゃこ