かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

娘。

別にね、年度末だから忙しいというわけでもないとは思うんですけどね。
とはいえ、年度替りは部屋の回転時期、ということは、空室の修繕やら美装やらが立て込む・・・
やはり、忙しいのか。

でもさ、ウチは美装屋じゃないんだから。
片手間仕事で美装なんてやってたら、本業でやってるヒトに失礼だってば。
美装ってね、確かに誰でも出来そうな仕事なんだけど。
マジでやるんだったら、通販でおなじみのスチーム洗浄器みたいのやら、
フツーの道具使うにしたって、それなりのノウハウの蓄積がないと、クライアントの要求水準を満たす仕事は出来ないでしょ、って。

そもそも、一人でやることじゃないし。
納期が決まってるんだから、一人の労働量で仕上げるのであれば、品質が危うくなるのは目に見えているし。
いくらね、2DKのアパートであろうとも。
…とはいえ、前半、明らかにダレていたのは事実。体力、否、気力が続かないよ、超勤続きだと。

言い訳三昧で、夜7時。泣きを入れる。
「わかった、今から行くから」
応援に来たのは、社長と娘(次女)
ああ・・・娘さんまで借り出して、ウチの会社って余程予算がないのね(泣)
なんて、今更ながらに自分の不甲斐なさに涙をこらえつつ、終わったのは昨日よりも遅いし。

…一零

窶れたカラダでセブイレに入ると、どこかで見たことあるような店員が。
ん・・・レジにて。ああ、やっぱり社長の末娘だぁ。
「いらっしゃいませぇ〜」
刹那
(小声で)「こんにちは」
「あ…こんにちは」
どんなに辛いときでも、1ペンスくらいの福音はあるという、春雨の夜。

(と)