かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

脳効き5周年にあたり(後編)

長々と駄文につき合わせて申し訳ないです。。。
続き。

「マスターベーションとしての自分探し」
それまでの脳効きは、やり方の是非は別として、視点が読者の方に向いていたと思っている。
読者の求めるものをコンテンツにしようと腐心して、でもそれは、最早読者に求められていないコトが分かった後でも。
主たるコンテンツを破壊してしまい、脳効きというものが過去の遺物として人々の興味の外に置かれていく過程の中で、やっと、自分が本当にやりたかったことを実験できるようになった。

視点が、徐々に自分に対して向いて行くのがわかる。もう、読者のことなど考えちゃいないのだ。
今年に入ってからはじめた、一連の「妄想シリーズ」がその典型である。
これまで、出来るだけ書かないようにしてきた、自分の奥底で蠢く欲望を妄想という形で実現すべく。

世間一般的な倫理概念からいけば、明らかに批判の対象になりそうなコトを書き続けた。
啓蒙を棄てた脳効きの、真実の姿をさらけ出した。もうそこに、読者などいなくとも。
私は満足だった。やっと、web上で書きたいことを書けたという自己満足に陶酔できたのだから。

「ドラゴンボール的なものの終わり」
しかし、それではweb製作者としては失格である。
対象なき自己表現なんて、マスターベーション以外の何物でもないのだから。
駅の構内で、ひたすら自己陶酔な曲を演奏し続ける、聴衆ゼロのストリートミュージシャンと同じだ。
自分は満足だ。でも、他者という視点が欠落していては、それは表現とはいえない。
それならば、独り部屋で日記帳に綿々と綴ればいいだけなのだから。

やめるやめる、といいながら、ダラダラと続けてきた脳効きも、そろそろ大団円を迎える時が来たようだ。
サイトを閉じるにあたって、一番の懸念材料が
「出資者に対する背信行為にならないか」という点である。
だが、展望のないサイトの維持の為に、安くない管理費を捻出したり、してもらったりすることのほうが、出資者に対する背信行為であると思う。

<b>結論。(時間のない人は、ココから下だけ読んでください)
・独自ドメインでの運営は、更新期限(7/28)以後は続けない。
・日記は継続します。一臣氏運営の移転先から入ってください。
・今後、場所を移して再びサイトを開くつもりでいるが、時期は未定。</b>

長いこと、ご愛顧ありがとうございました。

(と)