かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

妄想か、はたまた現実か。

昨日の日記の結末がああだったから、具象化したというわけでも無かろうけども。

あの後、髪を切りに行き。あれほど降っていた雨も、店を出る頃には上がっていて。
「ちょっと前髪切りすぎたかなあ・・・」などと思いながら、最終のバスも行ってしまったし、ちと距離はあるけど歩く事にする。

橋を渡り、少し行ったところで前方に少女三人組が歩いている。
割と大きな通りとはいえ、夜道に誤解を招くような態度は慎まなければなるまい。
少女達はゆっくりと歩いているので、左側方から追い抜く。
すると。

「こんばんわぁ」
は・・・?
「ねえねえ、どこ行くの?」
ここで、リアクションを取っていいものか迷う。少し早足になる。
「ねえ〜いくつぅ?」
後ろ手に右手を振りつつ、無関心を装う。
「5歳なの?きゃははっ」

観念してしまった。
「君らは、いくつなの?」
「私達?中2〜」
「…ていうか、君ら、酔っ払ってるでしょ」
「うん。チューハイ飲んだの」

この後の会話は、品位に関わるので自主規制。まるで、「エルティーン」かなんかの疑問コーナーのような、とだけ。

「おにーさん、携帯教えてっ」
もう、ボクの思考は。
(これは犯罪だ。犯罪だ。犯罪だ。このまま行くと、絶対まずい)
「後でメールするからぁ。ばいばい〜」
ボクの笑顔は、引きつっていた。妄想が具象化すると、これほどまでに臆病になろうとは。

夢の中で、メール受信した。何か、赤裸々に自分の体験を語った内容だった気がする。
目が醒める。メールは・・・届かなかった。

(と)