かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

G線上にひとり

夏草の上に寝そべっているほど余裕も余力も無いので、今日も仕事。

ようやく、今の現場が大団円を迎えて。長い事鎮座していた足場を解体する日が来まして。
…ていうかさ、また一人かい。何度も書いたように、
・外す
・下ろす
・運ぶ、積む
と、3人は必要なわけよ。せいぜい削っても、2人は最低。

暑いしね。労基署から指導入って以降、ヘルメット着用が義務付けられたし(というか、それが普通だという話もあるが)
メットの中はムレムレ会。
仕方なく、養老の瀧の手拭を頭に巻いて。これで金のネックレスをした日には、完璧DQNスタイル。

うーん。捗らねぇよ。外して下ろしてで、動線増えて効率悪い。
昼、社長にメシを奢ってもらい。
夜は居酒屋で、昼はランチをやってるんだって。
いかにも水商売のお姉ちゃんじゃない方の、よく水商売にいそうな女の子が切り盛り。
メシを食ってると、常連さんがぽつぽつとやってくる。
これはしめた、と、社長がスカウト。足場解体のバイトをGet いかにも、ガテンが生業ぽいヒト。

午後の部。捗る捗る。バイトで入るヒトって、ゴタクが多くて仕事テキトーというパターンが多い中で(って、それは自分自身という話も)
純ちゃん(仮名)はテキパキ仕事をこなしていく。
一服休憩。話を聞くと、道路な方らしい。夏場は暑くて大変そうね。
何でも、昨日の夜、件の居酒屋で飲んでて、その後2件ハシゴして、
朝4時頃にピンサロの呼びこみに引っかかり、ほんで、タダで致せたそうな。
そうか、狙い目は朝の4時なのか・・・などと。

時間を追うごとに、純ちゃんの仕事熱心度はヒートアップ。
今日やるつもりの無かった仕事まで片付ける片付ける。
…って、結果的に私の仕事も増える事になるんだけどね。
まあいいさ。一人だと意味無く考え込んじゃって仕事が捗らないからさ。
ガテンの鑑って、こんなヒトを云うんでしょうな。

そして、純ちゃんはバイト代を握り締め、今日も夜の街へと消えるのでした。

(と)