昔話ばかりで恐縮ですが。
その昔、アキバ系雑誌を毎月買ってました。
といっても、かの有名な「ラジオライフ(以下・RL)」ではなくて、大体隣においてあることの多い、「アクションバンド(以下・AB)」を。
どっちも似たようなコト書いてるじゃないか、と思われるでしょうけど。
昔は、RLとABでは、明確に編集方針が違いました。
RLは、イタズラをする「ヒント」しか与えない。肝心なことをぼかして書く、そのずるさが大っ嫌いだった。
その点、ABは、「AB流」と自称するだけにイタズラの仕方を懇切丁寧に書き、
「これは、技術資料です」と、嘯く様がカッコよかった。
今となっては、どっちの編集方針が良いとも一概には云い切れないけど。
当時は、「AB流」に痺れていたのだ。
90年の10月号だったか・・・もう12年も前か・・・
「テレカ変造特集 総集編2」
に惹かれ、初めてABを買った。
しかし・・・何が書いてあるのか、さっぱり判らない。
7FのIDチップをXR-NORで・・・度数データ部分が・・・
その意味が判ったのは、高校に入ってからで・・・その頃には、対策済みになってしまっていた。
そんな意味が判らなくても、簡単に出来る変造法が、総集編1の方に載ってて・・・(以下、自主規制。まあ、時効だろうけど)
それから、8年余りに渡って買いつづけていた。
でも、徐々に「ABのRL化」を感じ始めた。そう、肝心のことには触れなくなってしまったのだ。
「権力との戦い」を真っ向挑む「AB流」が大好きだったのに・・・そんな折、内紛で創刊当初のスタッフが股ゾロ退社という失態を。
その後の紙面は、当然のごとくボロボロ。買うのを止めてしまった。
去年の夏、本屋で久々にABを見たので、中を開いて読んでみた。
唖然とした。
「これで完璧・リタリンの入手の仕方！」
(と)
