かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

妄想日記の続き

分析室。試薬と分析装置が所狭しと並び、分析屋をやっていて良かったなとつくづく思う。
コーヒーを飲みながら、先輩の同僚と会社の経営問題について雑談。
9時を回り、サンプル採取に出かける。月曜日なので定常業務の排水分析のサンプリング
の日なのだ。
2リットルのポリ容器をいくつか車に載せ、3-4カ所回ってサンプリング。途中、
現場勤務の人に、「分析室は暖かくて良いよな」などと嫌みを云われる。

分析室に戻り、サンプルを小分けする。とりすの仕事はCNとFeとHgの定量。
小分けしたサンプルをコニカルに移し、前処理を始める。メスピペットを持ってきて、
コニカルからメスフラにある程度前処理したサンプルを移す。発色試薬を入れて、
しばらく放置。その間に硫酸の濃度分析を手早く済ませる。

CNは蒸留作業をしなきゃならないので、蒸留装置を組み立てて、バッファと回転装置を
用意する。蒸留したサンプルがきれいなブルーに変わる瞬間が大好きだ。と、みとれて
いる場合ではないので、機器室に行き、発色したサンプルを吸光分析の機械にかける。
数値をメモして、分析室に戻り、ひたすら計算。結果を弾きだし、検印を押して、
午前の作業終了。