かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

妄想日記第2弾

もし、とりすが22歳の分析屋だったら?

ある月曜日。とりすの朝はやはり早い。職場までバスで約40分。始業時間が
8時で、送迎バスが来るのは7時20分。バスに乗り込みあいさつをするも、ほとんど
の人が眠っている。

電気科を卒業したのに何故か分析屋になったとりすは、KY(危険予知)のネタを
考えながら、バスに揺られ、職場に着く。
朝礼。主任が関連企業の動向や労災事故などを説明。他のセクションでの新プロジェクト
に伴って、入荷するサンプルが増えるので今週は残業を覚悟して欲しいとのこと。

今日のKYリーダーはとりすだ。お題は、「硫酸の濃度分析における危険予知」
起こりうる危険。
・サンプルの蓋を開けるときに硫酸がはね、薬傷する。
・サンプルを小分けする際にサンプル入りのガラス容器を落下させ、薬傷する。
・滴定装置に掛ける際にビーカーをひっくり返し、薬傷する。
・ガラス機器を洗浄中に割れて、手を怪我する。
予防策。
・防護眼鏡を掛ける。
・滴定装置に掛ける際は軍手を着用する。
・洗浄前に破損部がないか確認する。
今日の重点課題。
・滴定装置に掛ける際は軍手を着用する。
指差呼称。
「軍手の着用、よし」

と、ボードに書き、全員起立。とりすが「では皆さん、ご一緒にお願いします」
といい、
「軍手の着用、よし」「軍手の着用、よし」「軍手の着用、よし」
「今日も一日安全で行こう、よし!」
でしめる。