かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

knocking on

定時退社。
云うまでもなく、ヘロヘロです
しかし、ヘロヘロなのは、ボクだけじゃないようです
愉快な仲間に電話をすると、
「アレからさ、函館まで行ってきて・・・今帰ってきたところ」
ボクに似て、無謀で無計画なライフスタイルが身上のようです

3時間、眠らせて欲しい。ボクも寝たい
そう、明日には、彼の長い夏休みが終わり、東京へと戻っていくのです
肉を食おうか、と。
場末にある焼肉屋、「天国」で。

「しかし・・・天国ってネーミングはどうなんだろ」
「食べ放題1000円って、怪しくね? この、なんちゃってポパイのイラストといい」
「イヤですよ、わざわざ金出して、マズイもの喰わされんの」
「まあまあ、喰う前からそんなコト云わずに」

・ホントに、食べ放題1000円。しかも、時間無制限
・カルビ、ホルモン、レバー、タン、トリ、ジンギスカン・・・そして、ライスも
・ただし、焼き残し厳禁。残すなら、生のままの状態で・・・って、思わず苦笑
20年前の民宿の食事場のような、そんな小上がりで。
瓶ビールから手酌しつつ、ボクらはグダグダした会話を繰り広げました

「どうせさ、俺らの人生、この先大きく変わるコトなんて、ないんだから
今与えられた状況の中で、どうやっていくか、さ」
ボクは、コップに並々と湛えられた焼酎に口をつけると、カリカリになったホルモンに箸を伸ばしました

(と)