かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

豆腐

「明日に祈る気持ちもなく、明日に生きてみる」これにしますか。
…特に今年に限ったことではなく、座右の銘なのですが

恥の多い生涯を送って来ました。
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。
隣人の苦しみの性質、程度が、まるで見当つかないのです。プラクテカルな苦しみ、
ただ、めしを食えたらそれで解決できる苦しみ、しかし、それこそ最も強い痛苦で、
自分の例の十個の禍いなど、吹っ飛んでしまう程の、凄惨な阿鼻地獄なのかも知れない、

それは、わからない、しかし、それにしては、よく自殺もせず、発狂もせず、
政党を論じ、絶望せず、屈せず生活のたたかいを続けて行ける、苦しくないんじゃないか? 
エゴイストになりきって、しかもそれを当然の事と確信し、いちども自分を疑った事が無いんじゃないか? 
それなら、楽だ、しかし、人間というものは、皆そんなもので、またそれで満点なのではないかしら、

わからない、……夜はぐっすり眠り、朝は爽快なのかしら、どんな夢を見ているのだろう、
道を歩きながら何を考えているのだろう、金? まさか、それだけでも無いだろう、
人間は、めしを食うために生きているのだ、という説は聞いた事があるような気がするけれども、
金のために生きている、という言葉は、耳にした事が無い、いや、しかし、ことに依ると、
……いや、それもわからない、……考えれば考えるほど、自分には、わからなくなり、
自分ひとり全く変っているような、不安と恐怖に襲われるばかりなのです。
自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。何を、どう言ったらいいのか、わからないのです

・・・などと、人間失格なボクは引用で水増しし、怠惰な毎日が今日も幕を開けようとしています
とにかく、
・誰かに期待しない
・自分に期待しない
・欲を捨て、慎ましく生きる
意思の否定こそが、本質理解への近道です。今年も肩の力を抜いて、過去はどこかに仕舞っておいて、
テキトーに。

…さて、明日は初売りに出掛けなきゃならんので、早寝。

(と)