かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

山は死にますか?

「行き詰ったときは、ヒトって高いところに行きたくなるじゃない。上から見下ろせば、気持ちも晴れるよ」

自分と趣味嗜好の違うヒトと付き合うのも、たまにはいいものです。
先日、野球やらテニスやらに誘ってくれたNさんに、今度は登山に連れて行かれました。
…といっても、標高1042mくらいの、登山口の時点で7合目まで登れるような山なんですが。
市民にとっては、毎日毎日、意識せずとも視界の先にある山。
その昔、小学生の頃に登山遠足で登ったことがあったっけ。
10数年振りの挑戦です・・・小学生でも楽々登れた山なのに。

…マジ、しんどい。
ちょっと登るだけで、激しく息が切れます
「この林を抜ければ、絶景が広がるからさ」
そう励まされながら、ヘロヘロになりつつ上を目指し
(お、おおー!!!)
振り返れば、一面に広がる森の真ん中に、死骨湖の水面が静かに揺れています。

ただ、ボンヤリと見下ろすだけで、湖面のように静かな気持ちになっていきます
頂上はまだ先。再び林の中を黙々と登り、荒涼とした山肌を粛々と進むと、
(お、すげぇ)
頂上部の窪みにある溶岩ドームが眼前に広がりました。
ここ数年、火山活動が活発化していて、麓で見るよりもありありと、白い煙の出る様子が見て取れました

海に沿って細長く広がる街並、町の中央に大きな煙突、港に入らんとするフェリー、
その先には石油備蓄基地が見えて・・・
いつもの風景。街にいれば、ネガティブな部分しか見えませんが
ココから見ると、海があり、森があり、湖が見え、山が躍動する
ああ、北海道に住んでいるんだな・・・などと、改めて噛締めつつ。

…下山のときに思いのほか下半身に負担が掛かっていたようで、
股関節が大変痛いです・・・こんなところが筋肉痛になるのなんて、何年ぶりなんだろw

(と)