かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

いいよ。

ボクは奇跡なんか信じない。
ただ待ち受けているのが、恐ろしいまでにグロテスクな、灰色に染まった明日であるならば。
「それでもいい、ひとりにしないで」

不条理は、生まれてきたことに由来して
漆黒の暗闇へと堕ちいくこと、それは・・・恐怖なのかい?
せめて死にゆく時くらいは、自分の意思でありたい
わがままかい?そんなのは、身勝手かい?

砂時計が零れ落ちていく、その砂の量は
実は、はじめから決まっているのではないか
今、目前に 自分の砂時計を置かれたのなら
残りを直視する、その勇気がキミにはあるかな。

生まれたときも独りなら、死にいくときも多分、独り。
泣きながら生まれて、泣きながら死んでいく。
キミに白鳥を見せたかったのだけど
それはキミが、君自身が。羽ばたいて、ボクという呪縛の中から飛び立って。

最後に、笑えるように。

もう一度生まれ変わっても ボクはもうボクじゃないから 忘れても、
いいよ。

(と)