かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

東京(完結編)

漸く、完結編です。(誰も待ってないだろうけど)お待たせしました。

…酔いどれた足で、バスへと乗り込むと、坂を下って駅へと向かう。
虚ろな眼差しで、淫猥なネオンに惹かれるように、鶯谷で降りて。
ヘロヘロな私に、街娼は声を掛けてくるものの、完全無視して。
おひとりでラブホに入り。川崎のそれの、割チケないもので(イミフメイ)
消え行く意識の中、有線をビートルズにあわせると、酩酊の闇の中へと。

…早く目が覚めるんですよね、めざましTV(プレ)の画面にしつつ、「ラブリィ リタ」かなんかに抱かれる朝。
退屈しのぎに、プレイボーイチャンネルにあわせると、似非ロリータモノだし。
なんていう世の中なんでしょう。

広いお風呂に一人で入るのは、大してあずましくて。
窓を開ければ、青山あり。雪の降る中、水色と緑の電車が、競争してました。
二日酔いの虚脱感のまま、ちゃこさんにアポ入れして、チェックアウト。
「電車、ちゃんと動くんだべか・・・」

白い空、霙っぽい雪に濡れつつも、山手線は外に周り。
新宿へと着いた頃には、冷たい雨に。
意味もなく南口、西口、京王線、東口周辺を徘徊しているうちに、昼も近付き、ちゃこさんも到着、と。
新宿といえば、ルミネでしょ、というぐらいにお約束の場所でメシを喰いつつお話を。
そう、不幸は不幸を呼ぶんですよ。選択していないつもりでも、それは必然。

その後、雨の中、私の我侭に付き合っていただき、重ね重ね感謝です。
アルタの入り口で売っていた、誰かさんを想起させるような衣装に二人、顔を見合わせて苦笑しつつ。
「今?さあ、知らないし、知りたくも無いわ」

実は、あの後入ったまんきが満員で追い返されて、なくなく羽田へと真っ直ぐ向かったのでした。
空港の喫茶店で、1日早いケーキセットを喰いながら思ったことは。

生きる術無き二十四が、後は妥協のヴァンサンカン

(と)