かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

処世術

私は、陰口が嫌いだ。

自分が言われて不愉快なので、言わないようにしている。
しかし、他人の陰口を聞くのは、もっと不愉快。
どうして、本人のいないところで口汚く罵るのか理解に苦しむ。
私は小心者なので、陰口を言ったら、いずれ回りまわってその人の耳に入るような気もするので怖いというのもあるし。
この家の住人は、よく陰口を言っている。私は、ただ相槌を打って笑っているだけ。話には加わらない。嫌悪感をこらえて、笑顔もやや引きつりながら。

しかし、これって実社会でもごく普通に見られる光景だよな。欠席裁判で口汚く罵ることによってストレス解消をするというのは、私はどうもいただけない。当人同士がそれで良いなら人間関係も円滑に動いていくのかもしれないが、私のようにどうしても嫌悪感を抱いてしまうものにとっては、そういう「世間話」の場に居合わせるのは非常に酷だ。どう対処して良いのか分からない。一緒になって陰口を言うことは出来ない。そもそも、それほど他人に対するネガティブを観察する能力が欠如しているのかもしれない。

その代わりといってはなんだが、自分で分かるほど独り言は多い。
ボーっとしているときは、ぶつぶつ言ってる。精神病院で見られるような、妄想に基づくヤバイモノではない(と思う)
大抵、自分を責める内容が多い。自分を極限まで苛め抜くことによって、マゾヒスティックな快感を得ている。しかし、これって限度を越すと鬱になるので危ない。

処世術はずるいと思うけど、慣れなきゃ世間では通用しないのかしらん・・・