かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

現実逃避的妄想日記(笑)

題して、「もし、とりすが22歳のまっとうな社会人だったら?」

とある月曜日。とりすの朝は早い。勤務先までバスで小1時間も掛かる。
しかも、始業時間は8:30なので7時前に家を出なければ間に合わない。

電気科を上位の成績で卒業し、電力会社に就職。卒配先は、山奥の送電所。
3年間、ランクルで山道を行ったり来たりしながら送電設備のメンテが定常業務
だったが、この4月から、発電所に配転になった。
暇な送電所勤務の時に取得した、電験1種のお陰で中央管理室勤務となる。

朝礼。資格の強みで、大卒の新卒者を追い越し、主任の地位を得たとりすは
送電管理チームのリーダーだ。自分より年上の技術屋に今日の作業の注意点を
説明。「今日も一日ゼロ災でいこう!」でしめる。

チームのメンバーがコンソールに、現場にと散って行く中、とりすはノートを
叩き、メールのチェック。稟議書に電子署名し、送電状況をノート上で確認。
どうやら、1号機の出力が低下しているようだ。コンソール前で慌てる部下たちに
「いつものことさ」と笑いながら云うと、現場へと向かう。

やはり、現場の方が仕事をしている感じがするな、と、とりすは思う。
タービン建屋のドアを開けると、けたたましい騒音に耳が麻痺する。
迷路のような階段を駆け上がり、1号機管理室に到着。ここは、現場の人間ばかり
なので、技術屋が来るのは珍しい。
早速、発電効率のセルフテスターを起動させる。が、エラーを吐いて止まった。
現場の人間がうろたえる中、迅速に手計算を始める。問題は、燃料系らしい。
ページャで、燃料系の技術屋を呼びだし、タービン室に向かう。
轟音をたてて回転するタービン。燃料系は、タービンの左上に操作パネルがある。
やはり、アラートが点滅している。計算で弾きだした値を入力し、復旧ボタンを
押す。早速、ノートで確認。正常値に戻った。ひとまず安心。

中管(中央管理室の略)に戻ったとりすは、指示を出すのがほとんど。多少味気なくもある。
16:30勤務終了。2直に申し送りをし、室長から給与明細を受け取る。
資格手当のお陰で、入社4年目にして手取り30万を超えた。来月のボーナスは
100万行くかな?などとほくそ笑みながら、会社を後にする。

登場人物、設定は全てとりすの妄想です。あしからず(笑)