かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

なんとしてでも生き延びろ

私の父は物事を大げさに、格式ばった言い方をする。
娘である私と何か話したいのだが、威厳を見せようとしてそれが逆効果となる。
先週実家に帰った。
まぁ、事の顛末を親にも話さなければと思い、父一人のときに今までの流れは話した。
ところが、父は自分の愚痴を聞いてもらいたいらしくて私の話は流されてしまった。
聞きたくないのもあるだろうけど。
そして唐突に父は言った。(方言だとわからないのでできるだけ訳します)

父  「東京は、関東大震災もあったくらいだからいつ地震が起きてもおかしくない。
バイクを買え!」
私  「はぁ????????」
父  「いいか、車なんて役に立たない。そのときはバイクが一番だ。」
私  「私、バイクも乗れないし、地震が来たっていまは40階建てのビルにいるんだから
    そのときゃ死ぬよ。」
父  「いいか。なんとしてでも生き延びろ。」
私  「そんなの知らないよ。バイクも買えないし。死ぬときゃ死ぬんだよ。」
父、私の言葉は聴かず、
   「いいか、なんーーとしてでも生き延びろ。青梅(夫の実家)へ行くのが一番だ。」
   「あとは北朝鮮のミサイルもあるからな・・・・」
私  「????????」

ちなみに帰る際に玄関先で私に向かって言った言葉
   「いいか!なんとしてでも生き延びろ!!!」
どうやってだよ!!!!!

実家にいる間、私は家の風呂ではなく、市内にある温泉に通っていた。
ちなみに源泉かけながし、150円です。
こんなのこの県では普通なんでありがたくもありません。なので、じいさん、ばあさんしかきません。
私が入ると先客のばあさんがいて、「おばんです〜」とご挨拶。
初めて会ったばあさんに戦後の苦労話を聞かされた。
隣の男風呂からは、じいさんたちが「北朝鮮が・・中国が・・・」と話すのが聞こえる。
父は、違う源泉の市内の風呂に毎日通っているのでこんな話を毎日しているのだろう。
で、途中経過をすっとばしてバイクを買えとなったわけだ。
やっと話がつながったよ。
       ちゃこ