かみ合わない日常(永遠に暫定)

やってくるこの毎日が、人生だと知っていたら!

若者たちは何故働こうとしないのか

…なんてテーマで、論文の1つも書けそうな勢いですが
「少年は何故凶行に走るのか」と同じくらい、
『理由は○○だからです』などと断言できないのがアレですな。

この1週間、
・ビジネスマナーは「報・連・相」だとか、
・危険を予知して災害を防ごう
とか、新入社員研修の真似事をしているんですが、
多分みんな、上の空で、絶対必要な知識なのに、茶化しのほうが優先されてしまうのは、
性教育のビデオと同じなのか。

そんな講師の先生が、眉間に皺を寄せながら、こんなハナシを致しました。
「…と、皆さんに再就職にあたって備わっておかねばならない常識をお話ししたのですが、
実は、我が息子も、今年大学を卒業したのに、未だ就職先を見つけようとしない。
やりたいことはあるようなんですが・・・
『パラサイトシングル』だなんて、僕なんかからすればとても信じられないことで、
何故学業を終えた若者が親と同居し続けるのか、就職しようとしないのか、
実は未だに把握し切れていないのです・・・」

・・・
表記の問題って、実はそんなに複雑で困難な問題ではない気がします。
つまり、
・「若者たちは現状に満足しているから」積極的に働く動機に欠け、
・「自立できるほど収入がないから」妥協して親元で暮らし続ける
すこし不自由な環境でも、「喰うに困らない」現状以上のモノを求めないのが、
「バブルを知らない子供たち」の、身の丈にあった生き方だから・・・
きっと、「やりたいコト」はあるんだと思います。ケド、無理をしてまでやり遂げるほどの価値は、ないんじゃないですか。

メンドクサイなら、より良くするより寝ていよう。

(と)